長弓寺円生院の歴史
約1300年の歴史を今に伝える生駒の古刹、長弓寺円生院
1300-year history of Enshouin
神武天皇、長髄彦(ながすねひこ)の古跡豊かな鳥見郷(登美郷)の地に接する真弓山長弓寺は現在三塔頭が院門を構え、長弓寺を護持しています。
寺号縁起は奈良時代、この地の豪族である小野真弓長弓(おのまゆみたけゆみ)が養嗣、長麻呂(ながまろ)とともに聖武天皇に従って度々この鳥見郷で狩猟されたことに始まります。
神亀五年(七二八年)のある日のこと、森より飛び立った異鳥を追いこれを射落とそうとした長麻呂は、誤って父である長弓を射殺してしまいました。
天皇はその悲運な最後をご覧遊ばされ、深く憐れみを垂れ給い、行基に命じてその冥福を祈るためにこの長弓寺建立の詔を発し、十一面観音を祀り菩提を弔うとともに自らも仏教に帰依してこの寺を深く信仰されました。
その後、長麻呂は父の菩提を弔うため陛下の御命に従い出家し、法名発心房と号しました。
彼の妻であり長弓の実娘、白菊姫と呼ばれていた大神円生姫も同じく髪を切り仏門に帰依し円生法尼と号しました。
円生院のこれから
気軽に立ち寄れるお寺を目指して
The future of Enshouin
お寺ってどんなところ?
今までのお寺のイメージはなんか難しくて堅苦しいような感じだったのではないでしょうか?
そもそもお寺は地域の学びの場所であったり、コミュニティの中心としての役割を果たしてきた歴史があります。
これからは未来に向けて今一度その歴史に立ち返り、地域の人々が気軽に立ち寄れて楽しく過ごすことができる場所を目指して参ります。
ごあいさつ
円生院 池尾宥亮からみなさまへ
Greeting from Yuryo Ikeo
円生院では皆様の願いを叶えるご祈祷、過去の命に祈りを捧げるご供養の祈りを実践しています。
その他にテンプリッシュや茶道教室、ヨガを始めとして地域の人々が楽しく集える場所を目指しています。
ご本尊である不動明王さまは、知恵の利剣で悪を断ち、羂索(縄)で善へ導く絶大な力を持っておられます。
その象徴のように、素晴らしい良縁を生み出すコミュニティーの中心として役割を果たせるお寺を目指しています。
ぜひ円生院にいらっしゃってください。